目指せ300up

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263 ひとりごと

        キャラ

 林家木久扇さんの笑点卒業の日が近づいてきた。「黄色のおばかキャラ」をぼくの人生よりも長い55年間演じてきたというのだからすごい。
 子供が きくちゃんを見たら「あの人本当にバカなんだなあ」と思うかもしれない。でも大人になれば「落語家が本当にバカなわけないじゃない」「あの絵を描ける人がバカなわけないじゃない」「あの談志さんに気に入られたんだからバカなわけないじゃない」という理屈になるはず。それなのに「もしかして本当におバカなの?」と引き込まれすにはいられない、筋金入りの「おばかキャラ」。

 笑点の落語家さんたちって見る側の年代によって好みが変わっていくのが面白い。子供ならリアクションの大きい たい平さんや宮治さんが分かりやすい。思春期になれば、ちょっと斜に構えた一之輔さんに惹かれたりする。いい歳のオヤジになれば、小遊三さんの下ネタや、好楽さんの哀愁ににんまりしたり。
 でもこれらのキャラも きくちゃんのように皆さん演じてるだけだから、多分。
 こんな分析ができるのも長寿番組だからこそ。

 きくちゃんがいなくなれば、ぼくの大好きな「ミネソタの卵売り」が聞けなくなる 寂しい。でもきっと次のメンバーも笑点の歴史をつないでいくべく、新しいキャラを確立していくことでしょう。
 ちなみに静岡出身のぼくは「かる~いキャラ」司会の昇太さん推し。

2024 3 9