ましゃと洋ちゃん、洋ちゃんとわたし
歳を取るというのは恐ろしい。ずいぶん大人に見えた高校球児が年下になり、駅員さんや おまわりさんが年下になり、気が付けば高校野球の監督までもが年下になっている。残るのはお坊さんか落語家か(イメージです)。
若干歳上の誰か個人を指標にすれば、その人の歳を追い越すことはない。でも、あまり身近な人では、かえって老け込むような気がする(~さん、~さん、~さん、ごめんなさい)。だからスケール大きく、ぼくは 福山雅治さんを意識している。ぼくが どこの誰だか分からなくて良かった。
福山さんは ぼくより4つ歳上。今まで何遍「ガリレオ」(古田さんと田辺さんの回のやつ)を見て、何べん「桜坂」を歌って、何べんラジオの前で笑ったことか。
「あの ましゃがまったく歳を感じさせずに、第一線で活躍しているのだから、ぼくだってその百分の一、いや千分の一でもいいので何かを頑張ろう」
いつもそんなふうに自分を励ましている。
そんな福山さんと毎回楽しい掛け合いを見せてくれるのが大泉洋さん。「洋ちゃん」からはじまる 福山さんの ものまね のくだりは、分かっていても笑ってしまう。歳をとるごとに、パワーアップしているように見える大泉さんは、ぼくと同い年の同じ誕生日。
その日に何人の男児が誕生したのか知らんけど、
「同じだけの時間を過ごしてきた洋ちゃんがあれだけパワフルなんだから ぼくも負けてはいられない」
と、勝手な親近感を毎日の糧にしている。ヤクルトを飲んでみたりしている。
2023 10 14