目指せ300up

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273 ひとりごと

   「ハックション」は禁句

 寝違えたのか、知らないうちにぶつけたのか。ある日突然、くしゃみをしたら左の肩甲骨の下あたりに激痛が走った。
 恐る恐る腕を回したり肩甲骨を上下してみたけど、動作では痛みを感じない。くしゃみだけがダメらしい。肋骨にひびが入るとこんな感じ?
 けっこうな痛みなので、医者へ行ったほうが良いと思ったものの、くしゃみさえしなければ不自由なく過ごせるので、くしゃみを我慢してみることにした。
 でもくしゃみっていつ出るか分からないし、発動したらもう止められない。
 「ハッ、ハッ、ハックション」「ギャッ」
 こんなことを何回か繰り返し、やっぱり医者へ行こうと思ったものの、往生際の悪いぼくは、ある画期的な対処法を思いつく。
 要はハックションが骨に響くんだな。「ハッ、ハッ、」って言ったら、もう流れで絶対「ハックション」ってなる。くしゃみをもよおしてきたら「ハッ」以外で入るようにしてみよう。
 「ヘッ、ヘッ、ヘイッチュン」「フッ、フッ、フェイッシッ」
 
 んなアホな、って思うでしょうけど、ぼくはこれで左肩甲骨下痛を克服しました。
 禁句期間中、嫁はドン引きだったけど、娘は結構ウケてたな。

2024 5 29

272 ひとりごと

     ささやかな航空ショー

 久々においしい空気が吸いたくなって、森林公園へ散歩に出掛けた。
 駐車場から離れて早々、広い空き地に轟音を響かせてヘリコプターが降りてくる。そういえばこの時期だったか、毎年、松食い虫対策で農薬散布が行われていたのは。ヘリコプターの脚にずらりと並んでいる噴口が物々しい。
 でも待てよ。駐車場には来園者の車が普通に停まっていたはず。視線の先にある立て看板を見て納得。散布日は明日の早朝となっている。
 様子を見ていると、どうやら明日のためのシュミレーションが行われている模様。
 そのうちにプロペラがまた回り出した。これ、動画撮影しても大丈夫か?軍事ヘリなわけじゃないし、ナンバープレートが映るわけでもないし。(ナンバープレートがあるのか知らんけど)ごちゃごちゃ考えているうちに、手前のおじさんは携帯を構えてる。よし、ぼくも。
 離陸を収めた映像を確認していると、また降りてきた。その後、更に1往復とヘリ独特の飛行を満喫。
 帰宅後、嫁に迫力の動画を自慢するも反応はいまひとつ。「子供か」って顔に書いてあるぞ。

2024 5 14

271 本の・少し

⭐ 「積み木シンドローム森博嗣 P187

~友人の場合も、完璧であったり、好きになりすぎるとかえってプレッシャを感じるため、気安く接することが出来ず、親しくなれない、といった結果となるのかもしれない。~

 長年の後悔を帳消しにする応えがここにあった。
 森先生のエッセイには、いろいろな場面で力を貰うことが多いけれど、今回のこの言葉には、心の底から「救われた~」と思った。  
 長年、どうしてあんなに尊敬していたのに、あの人やあの人と疎遠になってしまったんだろうと悩んでいたけれど、それは人見知りだけが原因ではなかったのね。

⭐ 「一億三千万人のための小説教室」
 高橋源一郎 P107 

~最初の小説をまねた作者が、そのことをみんなに知らせるために、それから、最初の小説の作者に感謝の気持ちを捧げるために、わざわざ、そういうふうに書いたから~

 まず、ぼくは自分で小説を書きたくてこの本を読んでいるわけではない、と断っておこう。どうでもいいですね。
 よく「俺、村上春樹は難しくてよく分かんね」なんて聞くことがあるけど、こういうことは迂闊に言わないほうがいいと、つくづく思った。
 本人にしてみれば「分かんね」と言いながらどこか気取っているようなところもあるけど、実はこれ、当人が思っている以上に無知を晒している結果になりかねない。
 ここでは少なくとも、村上春樹さんのチャンドラーに対するリスペクトや自作に取り入れた事実は知ったうえで「難しい」と言わなければ赤っ恥なわけで。

2024 5 2
  

270 ひとりごと

        同居

 去年は手を加えたペットボトルで飼育していたうちのメダカ。見た目がお洒落で、ぼくもメダカも?お気に入りの物件だったけど、今年は新たな住居者を迎え入れることになったので、大きな水槽へお引っ越し。
 その同居者というのは、ヌマエビ。春祭りの露店で10匹300円で売られていた。普段なら素通りしてしまうところを、謳い文句に釣られてつい購入。
 「メダカと一緒に飼育できます。水槽内のコケや汚れを食べてくれます」
 でもエビって魚がエサなのでは。小指の大きさにも満たないヌマエビを眺めながら、子供の頃のザリガニ事件を思い出した。

 その時は、飼われていた金魚の水槽に、まだ小さなザリガニを2匹入れてみた。イタズラという気持ちはなく、あんなにサイズが違えば、さすがのザリガニも金魚には敵わないだろうと高を括っていた。しかし、翌日にはザリガニの俊敏さ、獰猛さを思い知るはめに....
(それに加えてあの繁殖力の強さ。規制が厳しくなったのも頷ける)

....しばらくは毎朝ヌマエビとメダカの数をチェックしようと思っている。

2024 4 27
 

269 ひとりごと

       お酢の力

 お酢が嫌いだ。
 食べ物の好き嫌いは少ない方だと思うけど、セロリと並んで、酢の物を食べる時には気合いが必要。
 ある時から酢の物を食べるくらいなら、苦痛の時間を減らそうと、お酢の一気飲みを始めてみた。"良薬口に苦し"という昭和の発想が抜けないぼくは、巷で売られている、フルーティーで飲みやすい物ではなく、調理用の「元祖・酢」みたいなのを使用。
 最初は、苦痛の時間をもっと減らそうとお酢を薄めずに試してみたけど、喉を火傷したかのような別の苦痛を味わった。仕方なく薄めて「マズイー、もう一杯」の世界で頑張っている。
 そして最近、お酢を飲む機会は更に増えつつある。それは単純に「身体にいい」とは別の効能に気付いてしまったから。
 お酢には暴飲暴食をその場で帳消しにする力がある、と思われる。
 「ポテチまるまる一袋食べてしまった」
 「飲み過ぎた」
 などの場合、締めにお酢を飲んでおけば、その場で胃を洗浄してくれるような爽快感。ちょっとモグモグすれば口の中は歯磨きをしたかのようなさっぱり感。(注・個人差があります)
 
 お酢は嫌いですよ。でも頼りになります。クセになってます。

2024 4 20

268 ひとりごと

        白に水

 朝、早起きしても暖房を付ける必要がなくなった。春夏野菜の季節到来。

 今年、我が家の庭で先陣を切ったのはキュウリ2株とナス1株。これから週末ごとにミニトマト、ピーマン、ゴーヤ、マクワウリなどを予定している。
 去年から実施して威力を発揮しているのが、白い土のう袋と自作の水やり装置。

 うちの果菜は大きめの黒いバケツ型プランターでひと株ずつ栽培している。ある本に、黒は熱を吸収しやすいから、何か白いもので覆ったほうがよいと書かれていた。白い土のう袋で覆ってはみたものの、半信半疑も手伝って、日陰の時間が長い場所にあった小玉スイカだけは、黒いバケツのままで置いていた。
 気温が上がって真っ先に枯れてしまったのが、そのスイカ。拳大に育った丸裸の実が痛々しかった。確か去年のこのブログでは順調に育っていたところまでしか記していない。都合の悪いことだけ今さらのカミングアウト。
 今年はオセロゲームのようにあらゆる黒いものを白で覆ってやる。

 水やり装置は、ざっくり言ってしまうとペットボトルを逆さに設置して、数滴づつ時間をかけて水やりをする仕掛け。これも手間をかけて作っておきながら、効果には若干の疑問を持っていた。
 今回、何気なく目にして、驚いたことがある。
 水やりの際、ひとつの株の辺り一面に水道ホースのシャワーでたっぷり水をかけて、同時に装置からも水を垂してみた。夕方覗いてみると全体はカラッカラに乾いていたけど、装置の周辺だけは茶色に濡れていた。いくら時間をかけて水やりをするといっても、昼前には装置のほうも空になっていたはず。保湿の面で抜群の効果が実証された。
 これからは、むしろ水のやり過ぎに注意しなくてはいけない。
 ちなみにこれに似たような水やり装置。観葉植物用に市販されていたのを嫁がYouTubeで見かけたらしい。
 ちょっと嬉しい。

2024 4 16

267 ひとりごと

       公衆トイレ

 最近、役所広司さんの映画でもテーマになっていた公衆トイレ。それに比べたらずいぶんスケールの小さい、ひとりごと。

 公衆トイレで行われているいくつかの取り組みが、ぼくにはしっくりこない。
 例えば「いつもきれいに使って頂きありがとうございます」の表示。もう、何年前の話だろう?あれを最初に見た時は、斬新さと同時に違和感を覚えた。言葉は丁寧だけと「汚すんじゃなねえぞ」とプレッシャーをかけられているような圧を感じた。
 そして稀にある、表示と矛盾して汚れまくっている悲しいトイレ。センサーを使って本当に綺麗な時だけ「いつも....」と表示するのはどう?違和感払拭の前に、監視カメラの存在を疑われるのがオチかもしれない。

 一時期どこかで話題になった、的がついている男性の小便器。あれも短期間で飽きられてしまったのか、この田舎でお目にかかることはなかった。ネットで調べたところ、的のシールは通販でいっぱい売っているから、家庭用には向いているかもしれない。公衆では、的なんか狙わないで、そそくさと立ち去りたいもの。

 そして今朝、コンビニのトイレで「やっぱりぃ!!」と膝を打った出来事が。

 まず結論から言うと、ある日を堺に便座式のトイレは、小で流す水の量が増えたと思われる。環境対策の一環か、音への配慮か。
 ところがこれ、非常に紛らわしい。レバーの大を押したと勘違いしてしまうのだ。ぼくの場合、更に先を行って?!何回か繰り返しているうちに、押し間違えではなく、レバー表示の解釈が間違っていると思い込むようになった。だから、小を流す時は大の方へレバーを押せばいいのだと。
 おそらく ぼくのような人間が一定数いて、トイレの水の使用量が想定を越えて増えてしまったのでは...

 今日入ったコンビニのトイレには、レバーの上に更に手書きで「小はこちらへ押して下さい」と書いてあった。つまり、あなたの元の解釈で間違っていませんから、と。

2024 3 27