目指せ300up

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147 ひとりごと

        運動神経

 間もなく球春到来。センバツ出場校の発表が待ち遠しい。

 野球中継が始まると、知ったように蘊蓄を並べるぼくだけど、実際に自分がプレーすると からきし駄目。「アメトーーク!」でのナイツ塙さんみたいなものだ。

 子どもの時には、ソフトボールの試合で、あの宇野選手でお馴染みの「ヘディング」をかましたことがある。ファーストの守備でフライが上がり「あっ、太陽眩しい」と、次の瞬間には星がキラキラしていた。
 このチームの監督が、またムチャな人で、ぼくが左利きという理由だけで、いきなり試合でピッチャーをやらされたとこもあった。
 相手がウィンドミルでビュンビュン投げてくるのに、ぼくは いわゆる振り子投法で、山なりの投球は四球の山を築きあげた。「アメトーーク!」でのサバンナ高橋さんみたいなものだ。

 こんなぼくでも一度だけ綺麗なスクイズバントを決めたことがあった。バッティングセンターで。
 一昔前のバッティングセンターは映像ではなく、腕を振る機械が見えるタイプで、金額で球数が決まっていた。
 ところが初めて入ったそのバッティングセンターは、時間管理なのか、設備の不調のせいなのか、前の人のときに、投げる途中で機械の腕が止まっていたみたい。
 お金を入れたとたんに第一球が飛んでくる。身体が勝手に反応するとはこのことで、バッターボックスから身を投げ出すのではなく、バッターボックスに向かって身を投げ出した。(おそらく)三塁線に転がったボールを見て、ホームランより嬉しかったな。

 もしかして運動神経というのは、誰にでも備わっていて、ただ、普段は発揮の仕方が分からないだけなのかもしれない。ねえ、塙さん、高橋さん。
2023 1 24