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148 ひとりごと

       左投げ右打ち

 野球界では左打者が有利とよく言われる。そういった理由で右投げ左打ちの選手は珍しくないと思うけど、左投げ右打ちとなると、まずいないのでは。ぼくは今、野球選手ではないので、別に不利益も何も無い。ただ、そうなったのには、ちょっとした経緯があるので書いてみよう。
 
 まだ、小学校の低学年だった頃。ぼくらの遊びといえば、サッカーよりも野球の時代で、空き地が使用できれば、手書き(足書き)で野球のグランドを再現しながら、プレーしていた。
 ところがこの自作グランドでは左のバッターボックスが存在せず、唯一左利きだったぼくも何の疑問も持たないまま、右のバッターボックスに入っていた。
 おおらかな昭和の風景。
 左のバッターボックスの存在を知ったのはテレビの野球中継を見るようになってから。今さら左で構えてみても後の祭りで違和感しかない。こうして左投げ右打ちは完成した。

 もしどこかで左投げ右打ちのおじさんを見かけたら、同じ経験をした人、あるいは ぼくだろう。
2023 1 26