消化不良
最近めっきり本を買わなくなった。読まなくなったわけではない。
前にも書いたような気がするけど、再読する本の割合が増している。自分が情けないのは、本に限らず「面白かった」「ためになった」とその時に感じても、後からほとんど思い出せないこと。
ぼくが尊敬している人たちは、例外なく過去の記憶力がずば抜けている。伊藤政則さん、森博嗣さん、コレクターズの加藤さん、コータローさん。
昔話をする時は、必ず年代まで覚えていて、映像が頭に描けるくらい細かいディティールの話をされる。
恐らくその場その場の時間を丁寧に大事に過ごして、消化してきたからこそ、いつでも具体的な再現が可能なのかと。
本の話に戻すと、永久保存版と称して並べてある本棚の中から何か一冊取り出してみても
「あれ、これどんな話だったっけ?」
まあ、毎回新鮮な気持ちで読めるのは良いれけど。
このブログで熱く語っちゃってる音楽に関しても、消化しきれてないという点では、似たり寄ったり。
一冊丸々そらんじるのは、不可能だとしても、大切な本は人に語れるくらいには消化したい。(語られるほうは迷惑だね)
「前にも書いたような」なんて書いてるうちはまだまだ 。
2023 5 8