目指せ300up

音楽、読書、子育て、家庭菜園、カラオケ、他、他、他

138 ひとりごと

         幼虫

 今どきの男の子って、カブトムシやクワガタの幼虫に興味はあるのかしら?もしかして「気持ち悪い」とか思ってる?
 カナブンも含めてこれらの幼虫ってみんな同じフォルムをしているんだよね。
 子どもの頃、最初に区別できたのはカブトムシの幼虫だった。他の幼虫より明らかにサイズが大きいからまず間違えない。おばあちゃんの家で生ごみを野積みして堆肥を作っていて(おおらかな時代)、ちょこっと掘るとウジャウジャ出てきた。
 今は職場に堆肥舎があり、3月頃に幼虫を数匹捕獲してきて、無事に成虫まで育てあげたこともある。不思議なのは最近のカブトムシって何であんなに小さいの?幼虫から蛹、成虫になる過程で明らかにサイズダウンしている。遠目から見るとオス、メスの区別がつかないくらい角も可愛い。昔のカブトムシは本当に昆虫の王様っていう風格があったのに。哀川翔さんに聞けば何か分かるかな。
 子どもの頃、苦戦したのがクワガタとカナブンの幼虫の区別。今なら朽木の中にいるのがクワガタで、とか、このシワの感じはカナブン、ってなるけど。当時はそんな知識もなく、花壇から出てきた大量の幼虫を「もしかしたらクワガタ?」と大事に育てて、ガッカリした。
 そして大人になった今、同じように花壇から出てきた幼虫をなんとなく育ててみたい気がしている。結果は分かっているけど、ノスタルジーに浸りたいというか、昔よりカナブンの格が上がったというか。春先のささやかな楽しみとして。
2022 12 26