今週のお題「最近壊した・壊れたもの」
うちの職場では、古い機械(トラクター、農作業機)を従業員数人が交代で扱うので、最近ではなく、年がら年中 どこかが壊れる。
「古いのは嫌いじゃない。
ボロいから嫌いだ」
と名言を残して辞めた同僚がいたっけ。
古いトラクターは実際レバーひとつ入れるのにも気を使う。ここが難しいところで、ただ力を抜くだけでは固くて入らない。イメージとしては柔らかく。技術的には手を細かく揺らしながらうまく入るポイントを探していく。もちろんこんなことに時間は掛けられないから、無意識に出来るようになって一人前。
もうひとつ意外に効果的なのは、こんな心掛け。丁寧に使っていても部品の劣化で自分の作業中に壊れるかもしれないところを、より繊細に扱うことで「壊れるかもしれないバトン」を次の人に渡してしまう、という発想。意地悪。
勘違いしてほしくないのは「壊れかけのバトン」ではないということ。逆にそこには敏感で、五感(見た目、匂い、音、熱など)を駆使して異常を察知しないといけない。
こうしたことの積み重ねで結果的に機械の寿命は伸びていく。
最近の悩みは、会社の事情で作業者の人数が減り、着々と「ひとりロシアンルーレット」に近づいていること。
2023 8 16