目指せ300up

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214 ひとりごと

    今週のお題「ゾッとした話」

 ぼくの場合、幽霊関係ではあまりゾッとしない。もともと霊感もない。両親ともに比較的早くに亡くしてしまったので、当時は「幽霊でもいいから会いたい」と思ったくらい。
 ホラー関係は苦手だけれど、ゾッとするためだけにわざわざ苦手なものには近づかない。幽霊とホラーの違いは、うまく説明できない。
 
 では、何にゾッとするかというとだいたい虫、生き物関係。
 昔、軽トラを運転中にエアコンの送風口から巨大なムカデが出てきたときは、全身の毛が総立ちした。ポトッと足元へ落ちたムカデを靴のかかとで秒殺。殺るか殺られるか事故るか、というときに可哀想だとか言ってられなかった。
 ムカデとの因縁はその後も続く。ぼくが一時期 住んでいた借家は、4、5件 古~い物件が並んでいて「昭和村」と勝手に名付けていた。そこで夜中、激痛に教われる。慌てて電気を点けた視界に飛び込んできたのが、巨大なムカデ。(ぼくの場合)その場では確かに痛いんだけど、後遺症的なものも、傷痕もほとんどなかったので、後に残るのはあの気持ち悪いムカデの映像のみ。また出たらどうするんだと。
 そして、また出た。
 その時はひどく酔っぱらっていた時で、視界の端で動いた小さな物体がムカデだった。酔っていたせいなのか、(身体にも気持ちにも)免疫が出来ていたせいなのか、
 「ちっちゃいな」
 とそのまま放置して寝てしまうことになる。そして夜中、激痛に襲われる。痛いに、ムカデの大きい小さいは関係ないんだ、と学んだ。

 「昭和村」では、ヘビ事件も有名だった。となりの爺さんの家に孫が遊びにきたとき、座布団をめくったら、ヘビがいたという。孫はさぞかし驚いたと思うが、爺さんは楽しそうにそのエピソードを語っていた。なぜなら、その右手には まむし漬けの瓶が握られていたから。
  
 最後にゾッとを通り越した出来事を。風呂場の窓を勢いよく開けた隅っこに、丸い物体がある。触るとプニプニしていて気持ちいい。よく見ると周りにはバラバラになった蜘蛛の足が
 「ギャ~~~、ギャ~~~~、ギャ~~
   ギャ~~~~、ギャ~~~~」

 こんなん書いちゃって大丈夫かなぁ。

2023 8 8