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114 ひとりごと

       聖飢魔II

 ぼくにとっての「聖飢魔II 」体験の入り口は、彼らのセルフカバーアルバム「NATIVITY」だった。
 このアルバムはベストアルバムであると同時に歌詞を日本語から英語に変え、洋楽ファンにも広く受け入れられるような、意欲的作品になっている。
 聖飢魔IIの魅力は、全てのパフォーマンスにおいてのさじ加減が絶妙なところ。このアルバムにしても、英詞と言いながらところどころに日本詞を残しているのがミソ。英詞にしたことで曲の骨格が浮き彫りになり、そのカッコ良さを堪能できる。その一方で日本詞のところでは、従来のファンが「そうそう、コレコレ」とガッツポーズしそうなツボをうまく押さえている。
 こういうセンスの良さは、ライブにおいても発揮される。次に購入したのがライブDVD「魔暦12年12月12日 」。高度なバンド演奏。下ネタの部分はいただけないが、オフザケを上手に織り交ぜた構成、凝った演出が観客を盛り上げる。
 きっと彼らは根が真面目。長く第一線で活躍している人たちはみんなそう。「お前を蝋人形にしてやろうか!」が、今までと違う響きで聞こえてくるような気がする。
 聖飢魔IIは秋にニューアルバムの発売を控えている。
2022  9  20