あのときのヒノキ
ここ数年のぼくは、花粉症の症状が比較的軽いことで、多くの敵を作っている。(泣)
今年は一日だけどうしようもなく鼻水が酷くて、市販薬を飲んだ日があった。「今日は花粉が少ないって言ってたのにこの辛さは何なんだ」。
理由は一週間後に判明。その日のニュースではスギ花粉とヒノキ花粉の飛散量の移り変わりをグラフで解説していた。そこで見たのはヒノキの飛散量がある一日だけ不自然に飛び抜けていたグラフ。枠からはみ出しそうな棒線を見て思い出した。あくまで予報のはずなのに、朝の情報番組を100%信用しきっていた、あの日の自分を。
それでもまだ、花粉予報で「ビェーン」って泣いている顔に引っ張られてしまう毎日。
2022 4 1